温泉は科学(医学)的にも良い②。効果・効能と注意点、最高ですよ!
こんにちは!
この記事の続きです(o^^o)
- 硫酸塩泉(デトックス効果大)
- 含鉄泉(婦人系の不調に効果大)
- 酸性泉(皮膚の殺菌効果大)
- 放射能泉(ラジウム泉、ラドン温泉とも)
- ヨウ素泉
- 塩化物泉(ポカポカ効果大!)
- 温泉が身体に与える良い影響、効果・効能!
- 温泉に入る時の注意点
- 最後に。健康長寿のためにも温泉を活用しよう!
硫酸塩泉(デトックス効果大)
温泉水1kg中に溶存物質量(ガス性のものを除く)が1,000mg以上あり、陰イオンの主成分が硫酸イオンのものです。
特徴:
陽イオンの主成分により、ナトリウムー硫酸塩泉、カルシウムー硫酸塩泉、マグネシウムー硫酸塩泉などに分類されます。
適応症:
浴用 きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
飲用 胆道系機能障害、高コレステロール血症、便秘
含鉄泉(婦人系の不調に効果大)
温泉水1kg中に総鉄イオン(鉄Ⅱまたは鉄Ⅲ)が20mg以上含まれているものです。陰イオンによって炭酸水素塩型と硫酸塩型に分類されます。
特徴:
温泉が湧出して空気に触れると、鉄の酸化が進み赤褐色になる特徴があります。
飲泉すると、血の味がします。あの鉄っぽいなんとも言えない味です。
まあ美味しいとは言い難いかも(^_^;)
適応症:
飲用 鉄欠乏性貧血症
酸性泉(皮膚の殺菌効果大)
温泉水1kg中に水素イオンが 1mg以上含まれているものです。
特徴:
口にすると酸味があります。殺菌効果もあります。ヨーロッパ諸国ではほとんど見られない泉質ですが、日本では各地でみることができます。
全国の温泉:
秋田県・玉川温泉、岩手県・須川温泉、群馬県・草津温泉など。
適応症:
浴用 アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、耐糖能異常(糖尿病)、表皮化膿症
放射能泉(ラジウム泉、ラドン温泉とも)
温泉水1kg中にラドンが30×10-10キュリー以上(8.25マッへ単位以上)含まれているものです。
放射能というと人体に悪影響を及ぼすと考えられがちですが、レントゲン等の放射線量よりずっと少ない量となっています。ごく微量の放射能は、むしろ人体に良い影響を与えることが実証されています。
適応症:
浴用 高尿酸血症(痛風)、関節リウマチ、強直性脊椎炎など
山梨の増冨温泉なんかは、「癌が治った」とか言われるようなとてもすごいラジウム温泉らしいですね!
ヨウ素泉
温泉水1kg中によう化物イオンが10mg以上含有するものです。
特徴:
非火山性の温泉に多く、時間がたつと黄色く変色します。あまり数は多くないです。
全国の温泉:
千葉県・青堀温泉など。
適応症:
飲用 高コレステロール血症
塩化物泉(ポカポカ効果大!)
温泉水1kg中に溶存物質量(ガス性のものを除く)が1,000mg以上あり、陰イオンの主成分が塩化物イオンのものです。
特徴:
陽イオンの主成分により、ナトリウムー塩化物泉、カルシウムー塩化物泉、マグネシウム―塩化物泉などに分類されます。
日本では比較的多い泉質です。
塩分が主成分となってぃるので、飲用すると塩辛く、塩分濃度が濃い場合やマグネシウムが多い場合は苦く感じられます。
また塩分濃度が濃くなっているので、高血圧の方は飲用は控えた方が良いでしょう。
海沿いの温泉に比較的多いと思います。
適応症:
浴用 きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
飲用 萎縮性胃炎、便秘
*日本温泉協会
https://www.spa.or.jp/onsen/501/
温泉が身体に与える良い影響、効果・効能!
化学的作用
温泉には、先ほども申し上げたように一般の地下水と異なりいろいろな化学成分が多く含まれています。
これらが皮膚に付着したり、皮膚から吸収されたり、ガス成分が呼吸によって肺から吸収されたりします。
これらによって体が温まる以外にも心身に良い影響を及ぼすことが考えられます!
また、温泉水を飲むことによっても、成分が体内に吸収されて薬と同じような効果がもたらされます。
先ほども申し上げたように飲用の方が効果があるとも言われておりますので、是非とも飲んでみてくださいね!
硫黄泉や二酸化炭素泉なんかは、特に血圧を下げる効果が高いとされています!(⌒▽⌒)
www.kenkoureha.com
その他の効果、作用
このほかにも温泉地の環境や気候による効果と生活の変化による精神的な効果が考えられます。
・山岳地にある温泉では、気圧が下がるために呼吸運動が活発になり呼吸機能が強化されます(*^-^*)
・美しい景観や静かな環境とともに日常生活からはなれた解放感がはりつめた神経の緊張を和らげてくれます(*^-^*)
非特異的変調作用について
温泉には、以上に述べたような作用が人体に総合的に作用して、バランスの崩れた体(病気の状態)の調子を正常化させ、外部からの異常刺激に対して抵抗性を増加させるはたらきがあります。
これを「非特異的変調作用」といいます。
温泉の効能・効果は、ひとつひとつの作用よりも総合的な非特異的変調作用によるところが大きいと考えられています。
*特定非営利活動法人エイミック 温泉の効能・効果
http://e-sites.jp/web/amic_pc/menu.php?obj=83&now=516
飲泉について
飲泉をすると、温泉が胃腸や肝臓などの局所的に作用する効果と、入浴と同じように全身に作用する効果があることが温泉医学の研究で明らかになっています。
しかし、いくら飲泉が身体に良いといっても、闇雲に温泉を飲めばいいというものではないんです。
やはり何事も過不足は良くないんですね。
例えば、腎臓に疾患のある人は塩化物泉を飲んではいけないというように、症状によっては飲泉を行ってはいけないものもあります。
泉質などを考慮した上で、適切な温泉を適切な方法で適切な量だけ飲用することが必要になってきます。
注意点:
飲泉を行う上で特に注意することは衛生面です!
温泉が口から直接体内に入るわけですから、新鮮な温泉を飲むことが絶対条件となります。
そのためには、
飲用の許可のあることを必ず確認し、飲泉の注意事項を守って飲用する
ことが大切ですね(*^-^*)
※このように丁寧に書いてくださっている宿も!温泉指導員の人の言葉だと説得力がありますね(^ ^)
また掛け流しの温泉でも、飲用可能と書いていないところもあります!
レジオネラ菌検出とかが書いてある紙が脱衣所にあるはずですから、それを見て確認してもらうのが一番ですね!
それなくてもかけ流しであれば私は気になってしまい、結構な頻度で飲んでしまうのですが笑
飲む場合は自己責任でよろしくお願いします(^_^;)
温泉に入る時の注意点
温熱療法(体を温めることによる効果)
また、温泉の成分は皮膚から体内に吸収されますので、上がり湯などで洗い流さないほうが効果があります。
なので、風呂上がりのかけ湯はあまりしない方がいいということですね!
匂いが気になる方もいらっしゃると思うので、そこはご本人様に任せますが!
また、温泉に入るのは結構体力がいるものなんです。
ゆっくりリラックスするイメージだと思いますが、かなりのカロリーも消費しますし、かつ水分がものすごい取られます。
水分補給は絶対にしてから入浴&入った後も必ず水分を摂るようにして下さい!
なぜ水分が必要か。
血流の観点からも絶対に必要なんです。
【血は、流れる前に"量"がないと】流れません。まずは血流たっぷりになりましょう!
言われていることとしてはこんな感じです( ̄▽ ̄)
最後に。健康長寿のためにも温泉を活用しよう!
簡単に温泉の種類であったり効果を書かせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
このように温泉は医学的・科学的に見ても効果や効能がはっきりしているのです!
肌触り以外の嗅覚、味覚など全てが健康に関わっているということですね(^-^)
また私自身行った温泉も含めて、今後たくさん画像も載せていきたいと思っています(*^^*)
同じように温泉が好きな人が増えると私も嬉しいです!
皆さんの好みの温泉やオススメもあれば教えてください(*´ω`*)
是非皆さん温泉に入りましょう!
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