ナトリウムと塩分はココが違う!食事から正確に高血圧、生活習慣病を予防せよ!
こんばんは!
健康ヲタクの理学療法士と申します!
今日は、【ナトリウムと塩分】をテーマにお話ししたいと思います(^^)
皆さんは【ナトリウムと塩分】の違いをしっかり説明できますでしょうか?
これを同じだと思ってるあなた!
※左上から、【花田at池袋】
右上、【ちとせat曙橋駅】
左下、【カッパラーメンセンターat所沢】
右下、【鶏そば壽at池袋】
前の私と同じようにラーメン大好き過ぎて食い過ぎているあなた!笑
これは事実です。
高血圧などから生活習慣病になる可能性大ですよ。
やはり、ラーメンや焼肉(タレがほとんど)など美味しいものには塩分が多く含まれている可能性が高いのも事実です、、、
でも食べたいじゃないですか!
美味しいもの食べている時って、やっぱり幸せを感じれると思うんです(^^)
塩分とナトリウムの違いを知り、その役割を簡単でもいいので理解すれば日常にも生かせると思うので、書かせていただきます!!
◯ナトリウムはどんな栄養素?効果効能は?
まずはナトリウムがどういうものかを説明させていただきたいと思います!
人間の体の細胞は、
【内側にカリウムが、外側にナトリウムが存在し、互いの水分バランスを保つ】
ことで細胞内外の水分量や浸透圧を調節しています。
これが血圧に関与します。
体の浸透圧が歪むと、水分量が変化して血管にかかる負担[血圧)が上下するんです。
ナトリウムの量が変化すると体の中の細胞がバランスを崩します。
どういうことかと言うと、
ナトリウム多ければ「ちょっと待って!濃すぎるよ!ドロドロだよ!水持ってこい、水を!」という感じで体内に水分を取り込もうとします。
その結果、血液量が増加して血圧は上がってしまいます、、、
神経組織の働きを正常に保つ働き
ナトリウムには神経の働きを正常に保つ働きがあります。
私たちのカラダの中での情報の伝達は、神経細胞で行われ、電気信号となって神経組織を伝わります。
この電気信号は細胞内外のナトリウムイオンとカリウムイオンが入れ替わることにより生じます。
ナトリウムが不足するとこの入れ替わりがスムーズに行えなくなります。
なので、足がつったりと言うのは電解質(ナトリウム、マグネシウム等)不足と言うことで、その時に飲む水分はスポーツドリンクだったり塩を少し入れた水がいいと言われるんですね!
※足がつった時の最良の対応。
筋肉を収縮させる効果 - 不足すると筋力低下や痙攣も
ナトリウムには筋肉を収縮させる効果もあります。
脳から筋肉を収縮させろと命令が伝わると、筋肉細胞の外にあるナトリウムは細胞の内側へと移動し、筋肉細胞が緊張して収縮します。
ナトリウムが不足すると筋肉を収縮させる働きが鈍り、筋力の低下や痙攣を引き起こすことがあります。
これが先ほど申し上げた「足がつる」という現象です。
とりすぎ注意! カリウムをあわせて摂ると効果的。
ナトリウムは通常の食事から不足することはまずないです。
注意すべきはとりすぎです。
日本人はナトリウムのとりすぎが指摘されており、1日の摂取基準を大きく上回る傾向にあります。
減塩など普段の食事を心がけるとともに、カリウムをあわせて摂ることをおすすめします。
カリウムは余分なナトリウムを排泄する効能があるため、ナトリウムの過剰摂取対策としては効果的です。
血圧とナトリウム(塩分)の関係
世間では、塩分の取りすぎ=高血圧の原因と言われることが多いと思います。
赤ちゃんの離乳食を塩分1/3に抑えた食事と比べたら、少ない方が血圧は高くなかったという研究があります。
さらに、その15年後も血圧は低い傾向あったよう。。
また、日本高血圧学会では以下のように示されています。
「高血圧の予防のためにも食塩制限を」
日本高血圧学会減塩委員会よりの提言
(2012年7月: 2016年6月修正)
高血圧の治療においては食塩制限が重要で, 日本高血圧学会は1日6g未満を推奨しています。
食塩と高血圧の関係はよく知られていますが食塩摂取量が非常に少ない地域では高血圧の人はみられず加齢に伴う血圧上昇もほとんどないことが示されています。
食塩制限は,正常血圧の人にとっても,高血圧の予防のために意義が大きいと考えられます。
日本では塩分の摂取がまだ多く,一般の人の食塩摂取量について,男性は1日8g未満,女性は7g未満とされていますが、欧米のいくつかの国では,一般の人にも6g未満を推奨しています。
また,世界保健機関(WHO)も,すべての成人の減塩目標を5gにしました。
また,糖尿病や慢性腎臓病の人は,正常血圧でも循環器病や腎不全の危険性が高いことが知られており,予防のために食塩制限が重要と考えられます。
特に糖尿病や慢性腎臓病の人は,循環器病や腎不全の予防のためにも, 1日6g未満の減塩を推奨します。また,大人になっての高血圧や循環器病を防ぐためには,子供の頃から食塩を制限することが望まれます。
ほとんどの日本人は必要量をはるかに超える食塩を摂取しており,減塩による健康障害は起こりません。
しかし,低血圧や起立性低血圧で立ちくらみがある場合など,一部の病態では食塩摂取は多いほうがよいこともあります。
塩分は、ミネラルを多く含む岩塩や海塩などがオススメ!
塩分にも種類があります!
普通のやすい食塩よりかは、こちらに塩を変えるだけで血圧が上がりにくくなったりするらしいですよ(・∀・)
これらに含まれるマグネシウムなどのミネラルにより、血圧低下の方向にも力を発揮してくれます!
塩分で血圧が変化する人は全体の40%ほどである、という研究もあるようで。
ということは、塩分以外にも気をつける必要がありそうですね!
牛乳を使った減塩方法があるみたいですね!
味噌汁やすき焼きなどに入れる方法で、色々なレシピもあるみたい。
減塩だけではなく、薄味に慣れて更に良質なタンパク質やカルシウムも摂取できるという優れ技であります(^^)
◯ナトリウムと塩分の違いって?
ナトリウムは成分の一つで、塩分は食塩のことです!
すなわち、塩分(食塩)の中の成分の一つとしてナトリウムがあるということです!
計算式にするとこんな感じです。
ナトリウム(g)×2.54=食塩相当量(g)
したがって、「ナトリウム量2000mgだって!1日の推奨量は確か7g(7000mg)だから全然じゃん!あと5000mgもあるよ!」
というような話ではなくなるわけです。
この場合だと、あと2000mg弱で1日の推奨量は突破します!これはコンビニのおにぎり1つで達成されてしまうくらいですので、かなりシビアですよ、、、
なので、これを勘違いしてると知識があるつもりでも【塩分過多】になってしまうのです。
何にしろ、正しい知識って本当に大切だと思います。
他の記事でも述べましたが、
【知った上で選ばない】
【知らないで選べない】
あなたはどちらが良いですか??
みんなで健康に生きて、一度きりの人生を全うしましょう!
病気になってからでは遅いですから!
ではまた!