健康リハビリのお伝え帳

美容、症状の改善、リハビリ、温泉や音楽など趣味日記

PT(理学療法士)の勉強法②。私たちが臨床で学ぶ意味とは何か。

こんばんは!

この記事の続きです。

 

ここでは【臨床に出てからの私なりの勉強方法】を書かせていただきたいと思います(*^_^*)

 

もちろん、全てではないので参考にしてくださいね!

 

どうやって勉強したらいいのか。

 

私の場合、前の記事にも書いてありますがただ無駄金払って勉強会に行くんだったら、

 

解剖、運動、生理学を中心とした基礎を臨床で感じた疑問点から深く掘り下げていくほうがよっぽど良いと思います^_^

 

私の今の勉強法としては、

臨床で分からなかったことや疑問に思ったことを覚えておく(メモなどが1番良いかな)

文献(理学療法ジャーナル、J-stageなど)や書籍でそれについて根拠のある治療法、評価法を調べる。

それでまた出てきた疑問(解剖運動などの知識)を調べる。

 

基本的にはこれの繰り返しですね。

 

解剖なども学ぶのは当たり前ですが、

【筋の名前や起始停止を覚える】みたいに勉強してしますと臨床に出て生かすことが難しいような気がします。

 

それならば、

【今日の患者さんは〇〇という疾患で、このような姿勢・歩行をしてた。

それは何故だろう?

 

なんでその姿勢を取らないといけなかったのか。

 

その姿勢を取るのに必要な筋、使われていない筋は?

 

それは優先される問題点?

 

問題なら、どう生活に結びついているから問題なの?

 

患者さん自身はどう感じている?】

 

などなど。

一個の姿勢や歩行を見るだけでも、トップダウン式に掘り下げていくことでこれだけ大切な情報を考えることができるんです。

 

これはほんの一部で、もっともっと考えることはあります。

 

このように出てきた問題点を、

解剖・運動・整理学を掘り下げつつ学んでいくことがトップダウン式で頭にも入りやすいと思います(*´▽`*)

 

筋骨格系のキネシオロジー(運動学テキスト)

筋骨格系のキネシオロジー―カラー版

筋骨格系のキネシオロジー―カラー版

 

この本の内容の充実さはすごいです。

頭部から足趾まですべての関節から筋を網羅しており、一冊持っていれば運動学関連については困らないのではないでしょうか。

 

病気がみえる(脳・神経) 

病気がみえる 〈vol.7〉 脳・神経

病気がみえる 〈vol.7〉 脳・神経

 

⬆︎国試勉強法の記事でも紹介させていただきましたが、こちらの書籍も素晴らしいです。

下に国試の記事は貼ってあるので、是非気になった方がいらっしゃればご覧になってください😊

 

また、

先ほど緑の字で最後に書いた【患者さん自身はどう感じているか】もとっても大切です。

 

患者さんとゴールや過程を共有できないのは、理学療法士以前に「人として」不十分です。

もっと患者さんと心をもって接しないとダメですね。

 

患者さんは患者さんである前に1人の【人】なんです。

 

【怪我や病気】が対象じゃなくて、【人】が対象なんです。

 

脳卒中の◯◯さん」ではなく、「◯◯さんが脳卒中になった」んです。

 

ここは絶対的に揺るがない部分ですので。

肝に命じておく必要があります。

 

勉強する意味。本来の目的は?

 

・勉強会に行って患者さんに実践できない人。

・友人や同期に行ってるアピールする人。

 

この人たちの場合、勉強する目的が【学ぶこと】になっています。

 

こんなことしてたら本当にお金の無駄ですよ。

 

違うんです。 

 

自分が学ぶことだけが目的ではなくて、

 

【学んだことを仕事場(臨床)で患者さんに生かすことが目的】

なんです。

 

どんなことをしようが、

【患者さんが良くなること】

が一番ですよね。

 

あなたも患者さんをよくしたいと思ってPTになったんでしょう?

 

ただ、知識をつけて自慢したいだけ?相手にマウントを取りたいだけですか?

 

だとしたら悲しき先輩になるだけなので、ちゃんと目的を再確認しましょう😓

 

病院で働く社会人になったからには、目的を見失わないようにしていきたいですね!

 

セラピスト、理学療法士にとって大切な事

リハビリするセラピストにとって大切な事は、

 

【その人の生活や人生をより良いものにするために、患者さんと一緒になって頑張る】

 

と言うことだと思います!!

 

リスク管理や筋力付けて安全に動けるようになる、といったことももちろん大切です。 

 

しかし、

患者さんの願い(退院してどうなりたいか)無くしてリハビリは行えない。

と思っています。

 

手技なども否定はしませんが、

「患者さんの筋に収縮を入れる」とか「患者さんを歩かせる」といった言葉はどうも好きではありません。

 

何かセラピスト主体な気がしてしまうのです。。。

 

【患者さんを私が治している

といった意識がどこかにあるために上から目線になっている人が多い気がします(^_^;)

 

私たちは、【患者さんが治っていくのを一緒になって良くしていく】くらいですよ本当に。。。

 

どうしてもその辺は嫌ですね働いていて、、、

 

上から目線の人は、【その人よりも自分の方が知っている、出来ている】と思っています。

 

分かっているつもりの人はそこで成長止まると思いますし、医学はまだまだ分からないことの方が多いんです!

 

もう医療なんて何百年と歴史があるのに、今現在でも分かっていなかったことが次々に分かってきたりしているわけです!

 

それなのに何故自分は患者さんの事や治療についてすっかり分かった気になっているのでしょう?

 

個人的にですが、いつまでも分からないことを疑問に思える人の方が成長できると思います(^^)

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ソクラテスの【無知の知】とも言うように、知らないことをしっかりと受け入れて成長していきたいものですね!

 

また、私が思う大切なこととして

【自分という人の魅力も生かしていく】

ということが挙げられます。

 

専門家だからといって専門知識だけしかないセラピストにはなりたくないし、色々な経験や知識から深み・説得力のある人間になりたいと思っています。

 

理学療法士の〇〇」ではなくて

「〇〇という人間に理学療法士という資格がある」

状態にしたいですね😊

 

最大の資本は私たち個人です💡

 

理学療法士という【資格】が働いているわけではないですから、

そのためには、専門知識だけあってもダメだと思います。

 

 

色々な経験をして、話す言葉1つ1つに中身のある人間になりたいものです(o^^o)

 

話が少しずれましたがこれでお終いです!

 

※リンク記事⇩

 ⬆︎全国最下層から、本番の国家試験で全国上位5%に入ったやり方(ちゃんと勉強はします)

で、自信をもって勧められます(^_^)/
 

ではまた!