運動不足は自殺と一緒?体を鍛える・筋トレの効果を専門家の理学療法士が教えます。
こんばんは!
健康オタクの理学療法士です!
今回は
【運動の具体例やその効果!理学療法士(PT)から見る運動のメリット】
について書かせていただきます^_^
まず初めに。人間の体を動かしているのはほぼ全て筋肉です。
・呼吸をする。
・口で何かを噛む、飲み込む。
・座っていられる。
・目を開ける。
これら全て筋肉でやっています。
皆さんは普通に生活の中で今はやっているから良いですが、本当に筋力がなくなったらこれらが出来なくなるんです。
、、、怠惰な生活や運動不足によって。
だから自殺なんです。
運動の効果はもちろん個人差ありますし、遺伝的な要因もありますし、食事や生活の習慣に左右されます。
なので、一般的に言われている効果をまずは挙げさせていただきます!
運動のメリット、効果
・筋力がつく💡(当たり前だと思ったかもしれませんが、実際は栄養状態や睡眠などしっかりしていないと運動していても筋力は落ちます。)
・疲れにくくなる💡
これは、
◯筋肉がつくこと(筋力、筋持久力の向上)
◯心肺機能が運動によって向上し、負荷に対する耐久性が向上(運動耐容能の向上)
◯強い負荷や長いトレーニングに慣れること(筋力がついて運動が続けられるようになることによる自信)
によって、疲れにくくなります!
⬆︎この記事では、【筋肉の付きやすい栄養】についても書かせていただいてます。
疲れにくくなるというのは、精神的な面。
すなわちストレスの軽減という側面もありますね!
・血流が良くなり病気になるリスクが下がる💡
・骨や血管、皮膚が強くなる💡
・脳が働き認知症の予防になる。また脳の働きが向上する💡
といったことが挙げられると思います^ ^
運動して筋肉がつくパターンは2つ!
超回復とも言うように、
筋肉は筋繊維が壊れて、それが修復されることによって大きくなります!
また、運動によって筋繊維は増えるので、
・筋繊維が増える
・筋繊維が修復されて大きくなる
の二つによって筋肉は成長して行きます!
さらに、筋肉は大きくならなくても筋出力(発揮できる力)は上がるんですよ!
どういうことかと言いますと、【火事場の馬鹿力】と言う言葉がありますよね?
この言葉は、普段日常で使っている筋肉が実は筋肉の一部しか使っていないということを表しています。
それが筋トレをすることで、多くの筋繊維を活動時に動員できるようになるんです(*^-^*)
すなわち、使っていなかった筋肉たちを呼び起こす作業になるわけですね!
しかも筋肉が大きくなる前に、まずは筋繊維の動員が多くなることによって発揮できる力が上がるんです!
筋トレなどをする際にも同様に考えられます!
・多くの筋繊維を活動時に動員できるようになるのに1カ月程度。
・筋肉が大きくなるには2~3ヶ月かかる。
と言われています。。
すぐに体の変化として現れないのはこういった理由があるんですね。。。
ポケモンで例えると、
「手持ちのポケモンを増やす⇨筋繊維が増える」
「ポケモンのレベルを上げる⇨筋繊維が大きくなる」
ということです😄笑
しかし、ここで大切なのが筋肉が成長するには栄養や休息が必要です。
壊した筋肉は栄養と睡眠などによって修復・栄養され大きくなっていくので、トレーニングやリハビリだけでは筋肉はつきません!
もう有名かもしれないですが、筋トレなども同様です!ちゃんと寝てしっかり食べないと筋肉つきません!
体脂肪を燃やす、脂肪燃焼を目的とする。また持久性を高めるのであれば、
・筋トレの回数は多く
・重さ(運動負荷)は軽め
・時間は長め
等ですね(#^^#)
・運動負荷
・回数
・頻度
・時間
これらは英語の頭文字を取ってFITTとも呼ばれます。
運動する際は、これらを考慮する必要があります!
基本的には、日常生活に必要なのはウエイトトレーニングみたいな筋肉ではありません。
ランニング・自重でのトレーニング(腕立て伏せや腹筋)などの有酸素運動で体の血液循環を促すのが良いと思います(#^^#)
筋トレ(ウエイトトレーニング)とスポーツの関係
筋トレをすれば筋肉がつくのは当たり前だと思います。
先ほども申し上げましたが、実生活の中で、人間は筋肉の数%しか使っていないんです。
これが筋トレすることによって使われる筋肉の繊維を増やすことが出来ると言うことなんですね(*^^*)
神経が鍛えられる、といったところです!
この作用があるからこそ、
・イメージトレーニングで筋出力がアップ
・一方の腕(脚)のトレーニングをすると逆の腕(脚)の筋力がアップする
といった現象が起きるのです。
イメージトレーニングなんかは筋力アップもそうですが、神経を鍛えられるので体をスムーズに動かすためにも効果的です(^o^)
【理想の自分をイメージする】んですね!
・周囲の人たちが自分を見ている
・歓声や応援が聞こえる
・ここで打ったら(抑えたら)ヒーローだ
等々。
専門家的にはメンタルプラクティス、メンタルリハーサルと呼んだりしていて、医学的にも根拠があるんです(o^^o)
以上が筋力が向上する理由、根拠として挙げられます。
なのでスポーツをすることで筋肉をつけるのも大切なのですが、
【ウエイトトレーニングなどで体を大きくする、使える筋肉を増やすこと】
も同じくらい大切だと思っています!
※もちろん競技特性によります。
そのため、マラソンランナーとかにはウエイトの重要性は低いと思います。
でも、ウエイトトレーニングだけですともちろん良くありません。
それはなぜかと言うと、その筋肉の付け方では、
【その動き(バーベルを上げたりスクワットしたり)をするための筋肉がついてしまう】
可能性があるからです!
元プロ野球選手で、阪神タイガースに所属していた金本選手なんかは、ウエイトトレーニングの後に必ず
・素振り
・ダッシュ
・キャッチボールや遠投
などと、野球の動きを取り入れた運動を行っていたそうです。
なので、筋トレだけではなく、実際のスポーツ動作も行いながら自分で使える筋肉にしていきましょう(^^)!!
貯筋しよう!筋肉は裏切らない!
筋肉には「マッスルメモリー」と言って、一度大きくした筋肉は増殖した核が残るので、筋トレを再開すればすぐに元の筋肉に戻すことができるそうなんです!
だから若いうちに「筋肉貯金」をすれば、高齢者になってもアクティブに過ごせる可能性が高くなります!
人間の体は約60兆個の細胞で出来ていますが、その中でも基本的には【筋肉】で出来ている部分は多いです!
血液や脳、骨は違いますが、
“筋、血管、心臓”などの部分は筋肉で出来ています!
運動すれば、これらの部分を鍛えられるのはもちろん血液の流れが良くなる事で様々な健康効果も出ます!
・通勤時間に踵挙げする💡
・授業を聞いている最中に手をグーパーグーパーする💡
などなど何でも良いので、意識的に体を動かしてみましょう(*^_^*)
運動といっても、ランニングや腕立て伏せ等と言った以外にもできることは沢山ありますので!
踵挙げなんかは【第二の心臓】とも言われているふくらはぎ(下腿三頭筋)の筋トレですが、ここを鍛えることによってメリットは大きいです(^_^)
ふくらはぎの筋肉が収縮することによって、静脈(心臓から送り出されるのが動脈血、心臓へ戻っていくのが静脈血)が押し出され、血の巡りを良くしてくれるのです!
なので、
・浮腫(むくみ)
・循環不全(冷え性)
にも効果的なんですね!(^_^)
皆さんもいろいろ試してみて、自分に合ったものを続けてみてくださいね。
*関連記事はこちら⇩
ではまた。
読んでくださってありがとうございました( ´∀`)